昌徳宮はユネスコ世界遺産条約に定める10の登録基準のうち、
以下の3つの基準を満たしている。
昌徳宮は他の宮殿とは違って人工的な構造をとらず、周辺の山勢など、地形にあわせて建物を配置しており、最も韓国的な宮殿と評価される。さらに、後苑は各区域ごとに東屋や池などがよく保存されており、自然と調和をなしている。東アジアの建築史において非定型的な造形美を秘めた代表的な宮殿であり、自然環境との完璧な調和と配置が卓越しているという文化遺産としての価値が認められ、1997年12月6日にユネスコ世界遺産に登録された。